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2019年
9月23日(月)
05:25

トピックス

19年度の県内地価 住宅地・商業地とも下落 市町村の平均変動率、盛岡などで上昇
 住宅地の基準地262地点の平均価格は、1平方㍍当たり2万4800円。平均変動率はマイナス0・8%となったが、下落幅は前年度に比べ縮小した。住宅ローン減税や低金利政策などによる住宅需要の下支えが継続される中、交通の利便性や住環境が良好な地域に加え、医療機関の移転や工場の進出に伴い住宅需要が押し上げられている地域で地価が上昇している。一方で、少子高齢化や人口減少が進む地域では、土地需要が低迷し地価は下落を続けている。
 価格が上昇したのは65地点で、そのうち内陸部が59地点。内訳は、盛岡市が30地点、北上市7地点、花巻市1地点、遠野市3地点、滝沢市6地点、紫波町4地点、矢巾町6地点、金ケ崎町2地点。沿岸部の6地点は、宮古市1地点、大船渡市2地点、釜石市3地点。
 市町村別の平均変動率を見ると、7市町で上昇。盛岡市はプラス0・7%で、5年連続の上昇。滝沢市はプラス1・5%、矢巾町はプラス4・1%で、ともに3年連続の上昇となった。北上市はプラス1・8%、紫波町はプラス1・9%、金ケ崎町はプラス2・8%と前年度の横ばいから上昇に、釜石市はプラス1・6%と下落から上昇に転じた。
 沿岸部の平均変動率はマイナス1・6%となり、4年連続の下落となったが、下落幅は縮小している。災害公営住宅や防災集団移転事業などの復興事業の進捗に伴い、被災地の移転需要は落ち着きを見せているほか、人口減少などの影響で土地需要は低迷している。
 上昇率の最も大きい地点は矢巾町大字又兵エ新田第3地割200番30で、変動率はプラス10・3%。矢巾駅前や周辺道路などのインフラ整備に加え、岩手医大の移転に伴い、土地需要が活発化している。下落率の最も大きい地点は、軽米町大字軽米第4地割字蓮台野47番9外で、変動率はマイナス7・2%。
 商業地74地点の平均価格は4万5100円で、平均変動率はマイナス1・6%。中心市街地の商店街の空洞化などが影響し、土地需要は低迷している。
 価格が上昇したのは9地点。盛岡市4地点、北上市2地点、大船渡市と釜石市、矢巾町が1地点だった。
 市町村別の平均変動率を見ると、上昇は4市1町。盛岡市はプラス0・8%で、流通系・建設資材系企業の需要が継続し地価が上昇している。大船渡市はプラス0・6%、北上市はプラス1・1%、釜石市はプラス1・6%、矢巾町はプラス4・6%。横ばいは宮古、金ケ崎の1市1町だった。
 沿岸部は、中心市街地商店街の空洞化の影響が大きく、マイナス1・0%と6年連続の下落となった。
 上昇率が最も大きい地点は、盛岡市盛岡駅前通437番で、変動率はプラス5・5%。盛岡市周辺は緩やかな景気回復を受けて、高収益の物件への投資が見られ、盛岡駅前付近の地価は上昇基調に転じている。
 県環境生活部は、19年度の地価調査(7月1日時点)の結果をまとめた。県内の平均変動率は、住宅地が0・8%、商業地が1・6%の下落となった。これで住宅地は19年連続、商業地は26年連続の下落となったが、ともに下落幅は縮小している。盛岡市の住宅地の平均変動率は5年連続で上昇。盛岡市近郊のほか、企業誘致が進む北上市近郊でも上昇している。一方で、人口減少が進む地域では、土地需要が低迷し地価は下落を続けている。住宅地の最高価格は、盛岡市盛岡駅西通2丁目215番10「盛岡駅西通2│15│27」で、1平方㍍当たり9万5000円。商業地は盛岡市盛岡駅前通437番「盛岡駅前通8│17」の明治安田生命盛岡駅前ビルで25万円だった。(県内基準値の標準価格・変動率は3面、全国の状況2面)
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