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2024年
4月27日(土)
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釜石港湾事務所 久慈港湾口防で北堤のケーソン推進 藤原防波堤は被覆工を予定
 東北地方整備局釜石港湾事務所の24年度当初予算は、13億7400万円。対前年度当初比で10.1%増となった。
 当初予算の内訳は、久慈港の湾口防波堤整備事業に12億9000万円、宮古港藤原防波堤の予防保全事業には昨年度と同額の8400万円を配分している。
 23年度補正で久慈港湾口防に18億600万円、宮古港藤原防波堤には1億7200万円を措置しており、これらを繰り越し分として当初予算と加えると計33億5200万円。繰り越し分と当初予算を合わせた予算規模は対前年度で23.9%減となった。
 久慈港の湾口防波堤は、16年度で南堤(総延長1100㍍)が概成。事業は現在、北堤(同2700㍍)のケーソン整備に力点が置かれている。
 北堤整備は昨年度でケーソン2函を据え付け、延長1816㍍まで設置された。
 今年度はケーソンの製作1函、据え付け2函を計画。設置されれば、同1876㍍まで延伸することになる。
 このほか、南堤については消波ブロックを設置するためのマウンドの拡幅としての基礎工や、被覆工を同30㍍実施する計画となっている。
 同港湾口防波堤は、2033年度の完成を予定している。
 宮古港藤原防波堤の予防保全事業は、温暖化による越波など、最新の気象条件による波浪にも耐えられるよう、かさ上げ等の対策を施すもの。藤原防波堤(同737㍍)のうち、先端から中央部にかけて延長342㍍の整備を想定している。
 昨年度は消波ブロックの据え付けを339個、上部工のかさ上げは同75.7㍍整備した。
 今年度は被覆工を同約18㍍、4000立方㍍実施する計画としている。
 事業期間は、2026年度までを見込んでいる。
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