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県教委・県建築住宅課 黒沢尻工に半導体実習施設 設計・施工一括で公募型プロポ
 県教育委員会教育企画室と県土整備部建築住宅課は25日付で、岩手県立黒沢尻工業高等学校半導体実習施設整備事業設計・施工者選定プロポーザルの実施要項を公表した。産業DⅩ教育の拠点校として、同校に半導体教育施設を整備するもの。公募型プロポーザル方式により、設計・施工を担当する連合体(コンソーシアム)を選定する。参加表明書の提出は10月14日正午まで。技術提案書の提出期限は11月6日午後5時となっており、書類とヒアリングの内容を審査し、11月下旬にも最優秀者と次点を特定する。
 県教委では、県立高等学校における教育改革の一環として、産業DⅩ教育の先導的な拠点校として同校を選定。敷地内に半導体教育施設を整備する。半導体の製造工程や品質管理を体系的に学ぶことができる環境を整備するほか、他の高校生や小・中学生に学びの機会を提供し、半導体教育の普及と人材育成のすそ野の拡大を図るとしている。
 計画によると、建設場所は北上市村崎野24地割19の同校敷地内。計画によると、施設規模は鉄筋コンクリート造または鉄骨造2階建てで延べ1700平方メートル程度(ZEB Ready相当以上)が見込まれている。設計業務などの委託費と工事費を合わせた予算限度額は、現時点で11億8300万円(税込み)を想定。さらに半導体実習装置の購入や設置、教育情報ネットワーク整備(LAN)など他事業に17億1500万円が投入される予定となっている。
 半導体教育施設整備の基本的な考え方として、小型半導体製造実習装置を設置する実習室についてはクリーンルーム(ISОクラス5ほか)を設けるなど、建築・電気設備・機械設備の仕様が他の諸室と異なることから、半導体装置をスムーズに運用できる環境が求められている。また今回のプロポーザルの対象外ではあるものの、小型半導体実習装置を別に発注するため、設計・施工の過程では装置納入業者との間で、施工の分界などを確認しながら進める必要がある。さらに生徒や教職員が安全・円滑に実習でき、視認性、動線、保守管理性に優れた施設環境を目指すとしている。
 プロポーザルの参加者は、複数の構成員からなる任意に結成されたコンソーシアム。設計担当構成員、工事監理担当構成員、施工担当構成員からなり、それぞれ担当構成員ごとに資格要件が設けられている。
 参加表明書の提出は10月14日正午まで。提出者の中から、審査基準に基づき、評価の合計点の高い順から技術提案書の提出者として5者程度を選定する。
 技術提案書の提出は、11月6日午後5時まで。二次審査では、提案書とヒアリングの内容を総合的に評価し、11月下旬までに最優秀者と次点の2者を選定する。県は、12月上旬までに基本協定を締結したい考えだ。
 同施設の供用開始は、2029年4月を目指している。
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