トピックス
- 県道路メンテナンス会議 24年度点検結果を公表 Ⅲ・Ⅳ判定は橋梁206橋、トンネル14カ所
- 県道路メンテナンス会議(会長・長田仁岩手河川国道事務所長)は11日、県内の橋梁等の24年度点検結果を公表した。同年度から3巡目の点検が始まり、実施率は橋梁が18%、トンネル17%、道路附属物等27%となった。2巡目点検で判定区分がⅢ・Ⅳと診断された施設で、24年度末までに修繕等の措置に着手した割合は、橋梁が60%、トンネル79%、道路附属物等85%となっている。
道路管理者は、14年度から全ての橋梁、トンネル、道路附属物等について、5年に1度の点検が義務付けられている。14~18年度に1巡目、19~23年度までに2巡目の点検が完了。24年度から3巡目の点検に着手した。
同会議では、24年度の点検実施状況やこれまでの措置状況、同会議の取り組みなどを「岩手の道路メンテナンス概要」としてまとめ公表した。
3巡目点検の実施率と結果を見ると、橋梁が18%、トンネルが17%、道路附属物等が27%。全道路管理者の24年度の点検において、早期または緊急に措置を講ずべき状態(判定区分Ⅲ・Ⅳ)の施設数は、橋梁206橋、トンネル14カ所、道路附属物等20施設となっている。
修繕等措置の着手率は、2巡目点検で判定区分Ⅲ・Ⅳと診断された施設で、24年度末までに修繕等の措置に着手した割合は、橋梁が60%、トンネル79%、道路附属物等85%となっている。
2巡目点検で判定区分Ⅲ・Ⅳと診断された橋梁で、24年度末までに修繕等の措置に着手した割合は、国土交通省が80%、高速道路会社が61%、地方公共団体が59%。
5年間で早期または緊急に措置を講ずべき状態に変化した割合を見ると、1巡目の14~18年度の点検で判定区分Ⅰ・Ⅱと診断された橋梁のうち、5年後の19~23年度の点検において、同Ⅲ・Ⅳに遷移した橋梁の割合は、全道路管理者で5%となっている。
同会議では、「点検結果を踏まえ、各道路管理者と連携して計画的なメンテナンスを引き続き実施していく」としている。
岩手の道路メンテナンス概要は、WEBページ(https://thr.mlit.go.jp/iwate/michi/douro_mente.html)で公表している。













