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2026年
10月28日(水)
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県教委と建築住宅課 杜陵高に遠隔授業配信施設 設計・施工一括で選定
 県教育委員会教育企画室と県土整備部建築住宅課は、岩手県立杜陵高等学校遠隔授業配信施設整備事業の設計・施工者選定プロポーザルについて、27日付で実施要領などを公表した。同施設は、遠隔授業の配信センターの杜陵高校に配信拠点機能を拡充することで、授業の充実や遠隔の教育支援を行う運用モデルの創出、不登校生徒が安心して通うことができる環境を整備するもの。公募型プロポーザル方式により、設計・施工を担当する連合体(コンソーシアム)を選定する。参加表明書の提出は11月13日午後5時まで。技術提案書の提出期限は12月9日午後5時までとなっており、書類とヒアリングの内容を審査し、12月下旬にも最優秀者と次点を特定する。
 県教委は県立高校再編計画で、小規模校を一定の条件の下に地域校として維持する方針としたが、教員数が限られる中、生徒の興味・関心・進路希望等に応じた科目の開設に課題があり、学校規模によらない教育環境の構築が必要としている。併せて多様な背景を持つ生徒が増加する中で、生徒の学びの機会の保証と質の保証に向けた学習支援体制・学校支援体制の構築が急務としている。
 そのため遠隔授業の配信センターであり、定時制高校として多様な生徒を受け入れてきた杜陵高を拠点校とし、▽配信拠点機能等の拡充による授業の充実▽生徒の学習ニーズに応じた遠隔の教育施設を行う運用モデルの創出・普及▽不登校の生徒が学校に通える環境整備??に取り組む。
 具体的な事業内容を見ると、配信拠点として遠隔配信センターを新規に整備するほか、センター内に配信専用スタジオ、不登校生徒などが利用できる個別相談スペース、フリースペースなどを設ける。さらに、多様な学びに対応する仮想空間を整備する方針だ。これらを整備することにより、小規模校における教科・科目充実型の遠隔授業や拠点校の支援により学校間で遠隔授業ができる体制づくり、拠点校の支援員による不登校支援などが展開できるとしている。
 計画によると同施設は、既存の給食棟を解体した跡地に建設する。施設規模については、木造、鉄骨造または鉄筋コンクリート造とし、2階建て延べ1000平方メートル程度(ZEB Ready相当以上、太陽光発電設備は不採用)を想定している。設計業務などの委託費と工事費を合わせた予算限度額は、現時点で6億2400万円を上限としている。さらに遠隔授業設備やLAN整備などの他事業に約1億1200万円が見込まれている。
 プロポーザルの参加者は、複数の構成員からなる任意に結成されたコンソーシアム。設計担当構成員、工事監理担当構成員、施工担当構成員からなり、それぞれ担当構成員ごとに資格要件が設けられている。
 参加表明書の提出は11月13日午後5時まで。提出者の中から、審査基準に基づき、評価の合計点の高い順から技術提案書の提出者として5者程度を選定する。技術提案書の提出は12月9日午後5時まで。審査基準に基づき、技術提案書の審査とヒアリングを行い、最も優れた提案を行ったものを最優秀者とし、最優秀者の次に優れた提案を行った者を次点として特定する。
 最優秀者の特定は12月下旬となる見通し。県では、1月上旬にも最優秀者との間で基本協定を締結したいとしている。
 設計業務は27年11月10日まで。建設工事については、既存建物の解体を27年7月から11月の間で実施し、翌12月から新築工事の建築工事に入りたいとしている。供用開始は29年4月を予定している。
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