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2025年
12月19日(金)
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優良県営建設工事 今年度は21件・20社表彰 新分野進出企業表彰も
 2025年度の優良県営建設工事表彰式・建設業新分野進出等表彰式は18日、盛岡市の岩手教育会館で開かれた。県営建設工事では、工事成績が優秀で他の模範となる施工に取り組んだ21件・20社と優良下請負企業16社を表彰。新分野進出等表彰の受賞企業としては1社を表彰し、栄誉をたたえた。
 優良県営建設工事表彰制度は、建設業の健全な発展と施工技術の向上に資することを目的に、82年度から実施しているもので、今年度で44回目。24年度に完成した請負金額1000万円以上の工事のうち、工事成績評点が85点以上の県営建設工事を対象としている。
 表彰工事の選定は、各工事発注公所などからの推薦を受け、優良県営建設工事表彰審査会において審査し、総合的に工事成績が良好で他の模範となる県営建設工事を選定。25年度は土木工事11件、土木系工事7件、建築工事1件、電気・通信設備工事1件、管設備ほか工事1件の21件・20社が表彰された。表彰式では、優良下請負企業16社も表彰した。
 建設業新分野進出等表彰制度は、建設業の経営体質の強化への取り組み意欲を喚起し、建設業の構造改革の推進を図ることを目的として、05年度から実施している。今年度は1社が最優秀賞を受賞した。
 達増拓也知事(八重樫幸治副知事代読)は式辞の中で、県土の発展に向けた受賞者らの功績に対し敬意を表するとともに、「今後も高い技術力を発揮して優れた工事を行っていただき、雇用の維持・創出に取り組む地域の中核的な企業として、経営基盤の強化に努めてほしい」と述べた。
 来賓の祝辞には城内愛彦県議会議長、県建設産業団体連合会の向井田岳会長が登壇。城内議長は「今回の表彰は、建設業の活性化に大きく寄与するものであり、受賞を励みとして、さらに県勢発展に貢献していただきたい」、向井田会長は「今後とも施工技術の向上と新たな取り組みによる業績の向上に努め、地域経済の活性化を図り、県内建設業の模範となることに期待している」と語った。
 優良県営建設工事の受賞企業を代表し、㈱佐藤組の佐藤寛代表取締役社長は「地域建設業として技術力の向上や、雇用の場の確保などに取り組むことが重要だと考えている。今回の受賞は身に余る光栄だ」と謝辞を述べた。
 新分野進出企業の受賞者として、大和造園土木㈱の鎌田定悦代表取締役は「本業の建設業はもちろんのこと、新たな事業を後世に引き継いでいくことが受賞の栄誉に報いることになる」とし、地域の発展などに向けて、より一層の努力を誓った。
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