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2025年
11月26日(水)
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建設業労働災害防止安全衛生宮古・下閉伊大会 労災ゼロへ意識を啓発 研修や大会宣言など
 建設業労働災害防止協会県支部宮古分会・県建設業協会宮古支部(小山田大助分会長・支部長)と同岩泉分会・同岩泉支部(畑中善四郎分会長・支部長)による第38回建設業労働災害防止安全衛生宮古・下閉伊大会が21日、宮古市の浄土ケ浜パークホテルで開かれた。表彰や事故防止対策を周知する研修を実施。大会宣言では安全安心な職場環境の実現を誓い、労災ゼロへの意識を啓発した。
 大会には両分会・支部の会員ら約300人が参加した。
 主催者を代表しあいさつに立った畑中分会長は、「人材の不足、高齢化などにより、労働災害増加の懸念は高まってきており、憂慮すべき状況に変わりはない。特に冬季における労働災害防止が極めて重要となっている」と指摘。死亡労働災害ゼロ期間の記録更新、熊対策の必要性にも触れた上で、「トップから第一線の現場に至るまで、労災防止の重要性について認識を深め、安全活動の着実な実行により、業界の安全水準の向上に最大限の努力を傾注してもらいたい」と呼び掛けた。
 来賓の祝辞では、中村尚道宮古市長(代読・佐々木拓建設課長)、県沿岸広域振興局の渡辺謙一副局長(代読・佐藤高久同局土木部宮古土木センター所長)、建災防県支部の向井田岳支部長(代読・岩渕伸也事務局長)が登壇。安全活動の一層の充実を促した。
 研修では、宮古労働基準監督署の加藤勇介署長が「建設業における労働災害防止について」と題し、労災の発生状況や第14次労災防止計画の概要などを説明。12月からスタートする「いわて年末年始無災害運動」、冬季転倒災害防止対策強化期間への協力も求めた。
 大会宣言では岩泉分会の佐藤守青年部会長が、墜落・転落災害など三大災害防止対策の徹底や、リスクアセスメントの確実な実施、建設現場におけるメンタルヘルス対策の定着などの取り組みを誓い、全員で安全作業に向け意思統一を図った。
 大会では、安全衛生管理に尽力した事業場などを表彰した。受賞者は次の通り。(敬称略)
 ▽事業場賞=㈱菊地建設(菊地和弘代表取締役)、高徳建設㈱(佐藤仁代表取締役)
 ▽安全衛生推進者賞=伊藤巡一、中村佳和(以上、菊地建設)、菊地一光(高徳建設)
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