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2025年
4月1日(火)
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県建設業協会 大規模林野火災を受け大船渡市へ災害義援金 協会を挙げ全面的に支援
 県建設業協会(向井田岳会長)は28日、大規模林野火災で被害を受けた大船渡市に対し、災害義援金100万円を贈呈した。向井田会長と須賀芳也大船渡支部長らが市役所を訪れ、渕上清市長に目録を手渡した。向井田会長は「義援金をさまざまな対応のためにご活用いただきたい。大船渡支部を中心に、今後も協会を挙げて全面的に支援していく」との思いを伝えた。
 当日は向井田会長、須賀支部長、村上純也常務理事が市役所を訪問。同市側からは、渕上市長をはじめ、金野尚一都市整備部長、橋本邦彦会計課会計管理者が応じた。
 向井田会長は、同市や消防関係者らによる林野火災への対応に敬意を表するとともに、「被災された皆さんの思いに寄り添いながら、協会として義援金をお贈りしたい。地域を守る建設業として、どのようなことでもご相談いただきたい。大船渡支部を中心に、今後も協会を挙げて大船渡市を全面的に支援していく」と述べた。
 須賀支部長は「支部として、林野火災の対応に全面的に協力していく。先日、市民環境課から、火災跡地で飛散による被害の可能性のある物への対応でお話を伺った。会員でパトロールを実施しながら、対策を練っていきたい」と語った。
 渕上市長は「皆さんからの励ましのお言葉に感謝したい。大変心強く思っている。被災した住民が前を向く意欲を失うことのないよう、住宅の再建、なりわいの再生に取り組みたい」と決意を示していた。
 須賀支部長の話によると、林野火災発生後における支部の対応として、同市からの要請に応じて、管内リース業者の協力のもと、散水車16台を迅速に確保。地元の森林組合と連携し、倒木によって消防車が通行不能とならないよう、樹木の伐採作業も実施してきた。
 8日には消火活動中、伐根の必要があるとの要請を受け、現地踏査後に大型重機を投入し、掘削・伐根を行った。10日には、綾里地区の市道の啓開要請を受け、重機・車両を用いて道路に散乱するがれきを撤去・運搬した。
 このほかにも、強風などに伴い、火災跡地からの飛散による被害を防止するため、パトロールを実施の上、同市と連携しながら今後の対策を進めていくこととしている。
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